介護はプロに任せるべし!子供が離職して同居、全面的に親の介護に取り組むことには反対!

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離れて暮らしている父親や母親が、
もう一人暮らしは難しいという時期がいずれ来ます。

そうなったら、大なり小なり介護の手が必要になります。

そんなとき、子供が離職して同居、全面的に親の介護に取り組む。

これはもっとも避けていただきたい選択肢です。

実際のところ、この選択はいちばん周りの評判がいいのも事実です。

「●●ちゃん、えらいわね~」

と、ご近所からも親戚からも絶賛されます。

でも、果たしてそれでいいのか。

先のことを全く考えない無責任な賞賛だな、と思います。

心底、介護する側の本人(子供)の意思であっても、
ここは敢えて反対に一票!

もちろん、親子の関係は前世の約束なども含めて
他人がどうこういうことではないのは承知です。

しかし、責任のない立場の人達が、こぞって

「子供が仕事を捨てて親の介護をするのは親孝行だ」

というのは、納得できません。

まともな親なら、子供がのびのびとしたいことをして、
幸せに暮らしてくれることを望むはず。

ちがうの?

そばにいてほしい、という気持ちはわかりますが、
介護というのは知力・体力・精神力、そして経済力も最大限に必要とする難題です。

半年だったらどんなことでも我慢できる、と介護の本に書いてありましたが、
介護は半年では終わりません。

1年2年、寝たきり10年といわれる日本では、
10年かかる可能性もあります。

その上、父親の介護が終わったと思ったら
そのまま母親の介護に突入、ということもありますから、
かなりの長期戦を覚悟しなくてはいけません。

しかも、子育てと違って、手が離れる時期を楽しみにするわけにはいきません。

それはすなわち親の死を願うことですからね。

そうすると、親を大切に思えば思うほど、
介護している子供には、精神的に逃げ場がないのです。

そんなことを愛する子供に望んでいるの?

・・・

実は、

「子供は親の介護をすべき、そのために
子供を作ったのだ」という親も少なくありません。

でも、それを真っ正面からいわれるとけっこう寒い…

まったくもってその通りなのでしょうが、
そこでもっとも重視されるべきは経済力です。

介護が必要になるのは75歳前後だとすれば、
子供は50歳ぐらいでしょうか。

全面介護となれば、
それまで20年、30年やってきた仕事の収入を捨てて、
貯金と親の年金頼みの生活です。

これは選択肢として仕方のない人が多いのも事実ですが、
かなり不自然な状況です。

10年耐えられますかね。

東京で暮らす人の3割が地方出身者だと聞いたことがあります。

すると、実家が地方ですから、最初のうちは遠隔介護ですよね。

仕事を休んで、お給料が増える人はいませんし、
帰るにも、往復の交通費が高い!

もちろん手ぶらでは帰れません。
日頃、老親のお世話をしてくれている兄弟にも何か…となると、
お土産代もなかなかの出費です。

これが半年に一回ならまだしも、下手すると毎週です。

50代って家のローンに子供の教育費に、とまだまだ
出費の多い生活の人もいるはずです。

介護費用って、貯金してますか?

自分の老後のことだって考えないと、ですよね?

親が資産家ならいいのです。
私の周りで介護に全面的に没入できている人って、
経済的に余裕のある人でした。
そうでない人は、ほんとーーーーに見ていてつらいほど大変そうでした。

家族による介護を美談に仕立てることが増えると、
犠牲者が増えます。
経済的に行き詰まって親子心中などというニュースもありました。

経済は大事です。

経済的に行き詰まると、相談することすら恥ずかしいと感じる人がいます。
すると、ますます孤立します。

もし認知症だったら、24時間目が離せませんから、
相談に行くことそのものが難しい状況もあります。

脅すつもりはありませんが、介護って大変ですよ。
実の親相手だと感情のセーブができないので、なおさら大変です。

親の介護に反対なんていう人はまずいませんから、
なーんとなく気がついたら外堀が埋まっていて、
親の介護のために離職+同居することになっていた、
なんて例をたくさん見てきました。

でも、介護問題では、いい人でいようとすると地獄を見ますよ。

結論からいって「介護はプロに任せる!」これしかないと思います。

介護そのもののプロでなくてもいいのですが、
要は、自分以外の他人様に任せる体制さえできてしまえば、
あとは自分のお仕事をしっかりがんばって、
心身経済ともに元気な状態で余裕をもって親に会いに行く。

これがベストだと思います。

介護のプロならではのケアの仕方があります。
入浴の介助にしても、シロウトがやるよりも快適なはず。
50代が70代を看るぐらいならまだしも、
60代が80代を看るってのはきついですよ。
今は90過ぎてもお元気な人が多いので、
親子の年齢が近い人は、老老介護になる可能性大!

長距離の移動だけでも大変ですから、
親がある程度の年齢になったら、貴重品の在り処を確認して
貸金庫などに預けた上で、お手伝いさんなどを頼む体制を取りましょう。

大変だったのは、親に電話しても出ないのだけど、
出かけているのか、家のなかで倒れているのかがわからないときでした。

電車に飛び乗って5時間6時間かけて見に行ってみれば、
電話に気づいてないだけで、元気に買い物に出かけていたりするわけです。

こういうときに、ちょっと確認に行ってくれるような
人がいるかどうかはとても大事です。

介護といっても、公的なサービスを受けようと思ったら、
介護保険のために介護認定を受けなくてはいけません。

これがなかなか、こ~ぉなんというか、
本当に必要なサービスが受けられるほど容態が進んでいれば
話も早いのですが、スムーズにことが運ばないことも多いのです。

その点、民間のサービスは全額有料であっても、小回りがききます。
要は、お金の問題なので、自由度が高いわけです。
お昼だけお弁当を配達してくれる給食サービスを頼むとか、
週に何回か掃除と買い物を頼むとか、
シルバー人材センターなどで家事の介助を頼むのもあり。
これから始まるという、
イオンの300分500円の便利屋サービスを利用するのもいいでしょう。

年をとると、他人をわずらわしく思うようになる人も多いので、
家に他人が入ることに慣れていただくのも大事です。

介護のことって、体が移動しなくても気疲れだけでも相当なものです。

くどいようですが、他人にやってもらうからって
自分を責めるような気持ちになってはぜったいにダメ!
ご近所や親戚といった他人の目を気にしてはダメ!

介護は心身ともにエネルギーが枯渇しますから、
できるだけスロースローでやってください。

日常で、笑えなくなってきたら、黄色信号です。

あなたが倒れてしまったらどうにもなりません。

判断に困るようなときや、気分がクサクサするときは
役所の介護課などで遠慮なく相談しましょう!

このとき、家で老親なり姑を介護して看取ったという人に話を聞くのは
おすすめしません!(キッパリ)

介護を受ける世代の人に話をきくと、
子供がなんとかしてくれるはず、と思っている人が多いのですが、
そのなんとかって何でしょうね~。

・・・などと思うワタクシなのでありました。チン

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コメント

  1. てらっち より:

    田舎の場合は、親の介護をしないみたいなそうした「村の常識のズレ」が新鮮なニュースとした裏でいびったりしますからね、、、いやはや

    • スギポン より:

      近所と親戚からのいびり、いじめは当然あるでしょうが、
      そんなの一瞬のこと。
      在宅介護となれば24時間×365日×20年!
      介護って、やってない人もやったことある人も、平気で美談を押し付けますからね。
      耐えられなくなって無理心中するぐらいなら逃げろ! といいたいわけです。
      正月早々シビアな話題で恐縮ですが、
      この内容は、先月から介護に突入した、迷える50代友人に捧げるメッセージなのでした。
      実際の話、プロに任せたら高齢者は寿命が延びますよ~。
      親に長生きしてほしいなら、在宅介護はしないこと♪

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